アンダーコート・車の下回り防錆塗装

アンダーコートとは

下回り防錆アンダーコートを施工した車
防錆アンダーコートを施工した車のタイヤハウス

アンダーコートは、車の下回りのコーティングのことです。防錆塗装とも言います。走行中の小石の巻き上げや泥水による腐食を防ぎ、車のアンダーボディを錆びから守ります。また、膜厚なアンダーコートは、防音(遮音)効果も期待できるとされています。

車の錆びを放置するとどうなる?

錆びを長期間放置すると車のボディは脆くなり、腐食が進むと穴が開きます。車の骨格であるフレームに穴が開くと、ボディ剛性や安全性が著しく劣化し、車検にも通らなくなります。

アンダーコートは、こんな方におすすめします

  • 車の錆びが心配で、ワンランク上の防錆効果を求められる方
  • 錆びが原因で車の価値を落としたくない方
  • 高速道路やバイパスを日常的に利用される方
  • スキーやスノーボードとったウィンタースポーツが趣味で雪道を走られる方
  • 潮風の吹く沿岸部にお住まいの方
現行型ジムニーにノックスドールで防錆塗装
JB64ジムニーにノックスドールで防錆アンダーコートスズキ・ジムニーの現行モデル(JB64W)で、下回りの防錆塗装を行った施工風景をご紹介します。テクノプロタカイでは、ノックスドールで最強の耐久性を誇る「ノックスドールUM-1600」を採用。その膜厚が、小石の巻き上げや泥はねから車体を守り、錆びの原因であるキズや水分の浸透を防ぎます。...

車の防錆を、板金塗装職人が本気で考えました

下回り防錆アンダーコートの施工風景

私たちが普段している仕事は、車の修理や板金塗装です。板金でパネルの交換や溶接をした際には、修理後の錆び発生を抑制するために、必ず防錆処理を行います。車体構造や鋼板の特性を熟知した車体整備のプロが、適材適所にアンダーコートを施工することで、長期間にわたって錆びを抑制するハイクラスな防錆を実現しました。

業界屈指の防錆剤「ノックスドール」を採用

ノックスドール

ノックスドール(Noxudol)とは、世界有数の豪雪地域スウェーデンで開発された防錆剤ブランドです。錆びの発生後でも腐食を抑制するその防錆性能は、ボルボ社の新車製造ラインや国内自動車メーカー(日産、ダイハツ、マツダ、スズキ、ホンダ)でも純正採用されているなど、国内外で実績と定評があります。テクノプロタカイは、ノックスドールの日本総代理店「株式会社創新」が認定する防錆施工店です。

圧倒的な膜厚のUM-1600を施工

ノックスドールUM1600
せっかくのアンダーコートも、雪道で下回りが擦れるなどの外的要因で、防錆剤が剥がれることがあります。テクノプロタカイでは、防錆剤に強固な「密着性」と堅牢な「膜厚」が必要だと考え、ノックスドールのラインナップで最高膜厚の「UM-1600」を採用しています。

5種類の防錆剤を使い分けます

施工部位の特性を考慮し、防錆剤の使い分けています。各ラインナップの膜厚・粘度・色味などを加味して、最適な防錆剤を選択しております。

各種防錆剤の説明を見る

ノックスドールUM-1600 低溶剤系

ファイバー(繊維質)を配合した防錆剤で、車体のアンダーフロアに肉厚の保護膜を形成します。当社ではアンダーフロアの広範囲にUM-1600の施工を行います。抜群の耐久性を誇り、泥はねや石はねによる車体へのダメージや錆びを効果的に抑制します。柔らかく密着性が極めて高いため新車はもちろん、汚れや錆のある中古車にも施工が可能です。

ノックスドール900 低溶剤系

黒色で半硬質の防錆被膜を形成します。膜厚が抑えられている分、車体の整備性を確保したい箇所や細部へ使用します。

ノックスドール750 低溶剤系

半透明のワックス(蝋)ベースの比較的軟質の防錆剤で、浸透性に優れるので車体の中空部や隙間の防錆施工に適しています。

ノックスドール700 無溶剤系

溶剤成分を含まない低粘性の防錆剤です。強力な浸透性と水分を除去する性質(水置換)を持ちます。臭いも抑えられているため、ドアやトランクなど車内に近い部位の施工で使用します。

ノックスドール300 無溶剤系

溶剤成分を含まない防錆剤です。錆抑制剤(ラストインヒビター)配合で、柔軟性があり、エンジンルーム周辺や駆動系に干渉する可能性のある部位に、整備性とのバランスを考慮して使います。

エンメイ650 チッピング着色剤

特定の車種ではホイールハウスなどにチッピングによる防錆処理が施されており、上塗りを推奨しない場合もあります。そのため美観を整える目的で専用着色剤を使用することがあります。

錆びやすいフレーム内部も標準で防錆します

BMWアルピーノのサスペンションの防錆
サスペンション、メンバー、アンダーフロアサブフレームの内部の防錆施工も基本料金に含まれております。施工店によっては見逃されがちな箇所ですが、さびやすい重要部品です。アンダーフロアサブフレーム内部(内側)には浸透性の高いノックスドール750を、サスペンションやフロントメンバーには可動性や美観を損ねない軟質で半透明色のノックスドール300を使用します。

アンダーフロアの錆び検証(フリード)
防錆した新車が2年経過で錆び発生!?原因は「内部」にあった新車時に下回りの防錆アンダーコート施工済みと思われるホンダ・フリードをリフトアップ。錆びの進行具合の検証を写真とともに紹介します。2年落ちの高年式車ですが、既に錆びている箇所が散見されます。下回り表面だけの防錆コーティングでは、内部からの錆びの発生を防ぐことはできません。...

耐久年数(耐用年数)と施工保証

アンダーコートを補充する作業者
【新車】6年耐久(施工保証5年)
【中古車】3年耐久(施工保証3年)
耐久期間中は基本的にメンテナンスの必要はございません。耐久年数が経過した後は再施工をお勧めいたします。施工後は施工保証書を添付します。
(万が一の事故の際、アンダーフロア等の損傷が原因で防錆剤が剥離したとき、自動車保険の適用で修理対象となる場合があります。)

施工保証について

施工保証期間内に防錆剤の摩耗があれば、無償で補修いたします。

下回り防錆アンダーコートの料金価格表

車の面積(全長×幅)によって施工料金を設定しております。※2023年6月改訂下回り防錆アンダーコート・ノックスドール施工料金表
・車種サイズは、車検証に表記されている車両寸法(全長・全幅)を参照します。
・バンパー、スポイラー、カバー等の部品の脱着費用は別途です。
フレーム車(ハイエース、RV車)およびミニバン・SUVの3列シート設計車は、フレーム構造が複雑であるため基本料金が3割増となります。
トラック(軽トラを含む)の施工は基本料金が5割増となります。
・中古車は汚れの洗浄や錆除去作業費用が追加になります。
・施工後、1年点検等で施工不良があれば無償で補充いたします。

車種サイズの参考

軽自動車は規格上、5㎡未満の車種サイズに収まります。
目安として5ナンバー車(全長470cm以下かつ全長170cm以下)は、7㎡~8㎡未満の車種サイズに収まります。
【7㎡未満】ヴィッツ、アクア、パッソ、フィット、ノート、デミオ、スイフトなど
【8㎡未満】カローラ、シエンタ、フリード、ソリオ、ルーミー、タンクなど
3ナンバー車などは車種によりサイズが異なりますので、詳しくはお問い合わせ下さい。

オプション施工|パネル内部の防錆

オプションで各パネル内部の防錆もご希望により承っております。特に中空部やパネルの継ぎ目は湿気で錆びやすい箇所です。万全なサビ対策を希望されるお客様にはおすすめいたします。内部防錆には浸透性が良好なノックスドール700を使用します。無溶剤タイプなので人体に安全で、防錆剤特有の臭気も車内にはほとんど残りません。施工箇所は以下の通りです。
ドア内部とトランクフードの防錆サイドシルとクォーターの防錆

【1】ドア、ヒンジ、トランクの内部の防錆¥13,000~税込
【2】リアフェンダー、サイドシルの内部の防錆¥13,000~税込
【3】ボンネット中空・エンジンルームの継ぎ目の防錆¥13,000~税込
【4】1.2.3の内部防錆オプションを全て施工¥33,000~税込

※2021年12月1日改訂:ボンネット中空防錆をオプション③へ変更しました。

防錆をしていない錆びた車
車の内部防錆(パネル内側の錆止め)車の内部は一度水が入ると乾きにくく、融雪剤などの塩分を含んだ水気は、車の錆びの原因となります。パネルの繋ぎ目・合わせ目は、表面だけに施工するアンダーコートでは、錆び止めは充分に行き渡りません。目に見えない車の内側は、事前の適切な防錆処理(内部防錆)が大切です。...

オプション施工|マフラー防錆

マフラーは腐食が原因で交換となるとその費用は高額です。新車・新品の時に施工すれば高い防錆効果を得られます。
中古車などでマフラーが既に錆びている場合は、防錆効果があまり期待できないため施工をお断りすることもございます。いずれの場合もご相談ください。

耐熱シリコン+亜鉛の二重塗装

マフラーに二重防錆
上のグレー色に染まったマフラーが二重塗装の一層目の「亜鉛塗装」です(赤く囲ったところはサイドシル内部に防錆剤を噴霧する箇所です)。下の黒色に染まったマフラーが二重塗装の二層目の「耐熱シリコン」塗装です。二層にすることで一層の状態よりも耐久性が倍近く伸びます。施工保証期間は2年です。

マフラーにガラスコーティング

マフラーにガラスコーティング
ガラスコーティングは耐熱亜鉛塗装と比べると美観への影響が少なく、オリジナルのマフラーの質感を生かすことができます。新車(新品)のみ施工可能、施工保証期間は3年です。

アンダーコートはどれも一緒?

一口に「アンダーコート」と言っても、内容は千差万別です。たとえば新車ディーラーでは水性系の防錆剤がよく使われています。水性系の防錆剤は、低コストで施工が比較的容易です。ただ一方で、耐久性や密着性に難があり、下回りが綺麗な新車時にしか施工できず、剥がれやすいという弱点があります。ディーラーは商売上、将来の代替も考える必要がありますから、それなりの防錆品質で留めておくのはうなづけますよね。

防錆に対する考え方は、各社で異なります。

アンダーコートは、高品質の材料を扱い、危険を伴う作業です。料金の安いアンダーコートは安いなりの品質、というのが当社の見解です。他社で防錆をされたお車の、再施工のご依頼をいただいた事例もございます。テクノプロタカイは2011年より500台以上のアンダーコートの施工を行って参りました。「愛車を長く錆から守りたい」というお客様の立場で考え、お車の状態に合わせた的確なアドバイスと一台一台丁寧な施工を心がけております。

よくあるご質問

Q.施工後にメンテナンス(下部洗浄など)は必要ですか?

お客様ご自身で行うメンテナンスはございません。下回りをこすったりして防錆剤が剥離したかもしれないと思われたらご来店ください。リフトアップして確認し、必要に応じて防錆剤を補充いたします。また洗車機等による下部洗浄は防錆剤が落ちる恐れがありますので行わないようにして下さい。ご希望に応じて年1回程度のメンテナンスでご来店いただければより効果を実感できると思います。

ノックスドールの施工店はどこも同じ施工内容ですか?

施工業者によって施工内容も施工商材も異なります。当社では車体整備のプロが施工し、ノックスドールのラインナップの中でもファイバー配合で強化されているUM-1600を中心に、900、700(750)、300を施工しております。特にUM-1600は大手ディーラーの防錆店舗でも取り扱いが少なく、より優れた耐久性と防錆性能を求めるお客様向けの商材です。防錆剤の実際の質感などは店頭サンプルでお確かめいただけます。

追加オプションについて決めかねているのですが…

ご来店の際に追加オプションの内部防錆やマフラー防錆の説明をいたします。そのうえでご判断いただいて大丈夫です。ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

マフラーの防錆は既にサビていてもできますか?

腐食したマフラーは防錆効果が期待できず、マフラーへの施工をお断りする場合がございます。二重防錆と一重防錆については若干のサビや汚れでも施工が可能な場合もありますが、状況によって判断が異なります。ガラスコーティングは新車(新品)のマフラーにのみ施工できます。いずれの場合もまずはご相談ください。

何日程度、車を預ければ良いですか?代車はありますか?

混み具合にもよりますが、下回り防錆の施工は入庫後おおむね1週間くらいお車をお預かりします。ご希望によって最短3日程度でも施工は可能です(入庫のスケジュールによって日程を調整いたします)。代車の用意もございます。

下取り査定に影響はありますか?

下取りに出す場合、施工前の車の状態が分からなくなるため査定が下がることがあるかもしれません。一方で新潟では新車からの施工の場合だと査定が上がる事例が多いようです。

アンダーコートの施工事例

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ご予約の際や、ご不明な点やご質問などがございましたら、電話やメールでお気軽にご相談ください。代車は無料でご用意しております。
TEL: 0256-93-3009
Mail: info@tp-takai.com

施工後、お車のお引渡しの際にご精算いただきます。

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